Good Ole Boy の
「タヒチに行ってきたよ!」

(ページ改定 : 2000年12月2日)

サンディエゴ紹介の番外編にようこそ。
珊瑚礁の島、タヒチ、モーレア、ボラボラ島に行ってきました。



  余談  

タヒチへの旅行前後にポリネシア文化全般について、インターネットでサーチしてみました。いろいろ興味ある情報が有ったのでそのうちの幾つかを書いてみます。


ソサエティー諸島の考古学的発掘調査

タヒチ、モーレア、フアヒネ、ボラボラ島などはソサエティー諸島と呼ばれますが、ポリネシアの先祖達は、どのようにしてここまでたどり着いたのでしょう。


ここに突然日本人の名前が出てくるのです。それは太平洋考古学研究の第1人者で、ハワイのビショップ博物館の人類学部上席特別研究員である篠遠(しのとう)喜彦博士です。

1972年、フアヒネ島にバリ・ハイ・ホテルが建設され始めたとき、敷地の一部から大量の鯨の骨が発見されました。ちょうどその時、篠遠博士がフアヒネ島を調査されていたのです。 篠遠博士の発掘が始まると重要な事が判明しました。この場所には1,000〜1,200年前にすでに大きな集落が有り、石積みをしたマラエ、すなわち宗教儀式が行われた社も発見されました。 もちろん武器、カヌー、釣り針、住居跡、その他多くの考古学的な遺物が発見され、ポリネシア文化の重要な幾つかの事実が解明されました。

言語学的、考古学的な諸研究から、ポリネシヤの先人達は、5,000年くらい前にはインドネシアあたりの発祥地からニューギニアの島々に現れ、2,000年前にはマルケサス群島(ソサエティー諸島の北西)に達し、 1,200年くらい前にハワイやソサエティー諸島に達したようだとのことです。

日本にも安曇族(あずみぞく)なる南海からの民族移動が有ったような研究も有りますから、5,000年くらい前には太平洋を中心にした一大航海が展開された時代が有ったと考えると、すばらしいロマンを感じます。

「ポリネシアの伝統的模様」にも書いたように、店の若者が教えてくれた、マルケサスの戦士は、いっぱい敵の首を取ってきた者が尊敬されたんだ」という説明が耳にはっきり残っています。 この若者も体格が良く、そのまま戦士にさせたらカッコイイのにと思えました。日本の戦国武士も同じように敵の首を取ってきて、その功績を称えられたということだよと説明すると、目をきらきらさせていました。 そして私自身も思わず戦士の斧を記念に買ってきたのです。


蚊が伝染させる象皮病

ボラボラ島をドライブ中に、たまたま土地の年配の男性で、両方の足の膝から下がものすごく太く膨らんで、ヨタヨタと歩く人を見掛けました。

これは今は非常に少なくなったと聞きますが、蚊が伝染させる熱帯地方独特の病気で、リンパ管フィラリア症、ぞくに象皮病とよばれるものです。糸状虫の幼虫が蚊によって伝染され、人のリンパ官の中で成長し、リンパ官を詰まらせて、 手足が太く膨れるということです。そのために皮膚も細菌に感染し易くなり、カサカサになり、象皮病という名が有るとのことです。昔、この病気はフレンチ・ポリネシアで猛威をふるい多くの人が感染したと聞きます。 蚊やブユはかなり居ましたから、まだ不幸にもこの病気で苦しむ人が居る現実をまのあたりにしました。

タヒチに行って虫に刺されたカユさをいやと言うほど体験しましたが、子供のころにブユに刺されて赤く膨らんだのと同じ反応が出て、昔を思い出しました。虫除けクリームを塗ったり、カユミ止めは持っていましたが、 それでもやられたために、今度は思い切りベッタリと塗りたくっては外出しました。虫除けスプレーは飛行機に積むには適切でありませんからクリームにしましたが、スプレーの方が手軽だなーと残念に思いました。 しかし、トラブルを起こすよりはましですからね。


椰子の実と石鹸

ポリネシアの島々に椰子の木がなかったら、景色はまったく違っていただろうと思われるくらい、椰子の木がいたるところにあります。これはおそらく島々が出来てから、遠くの島から流れ着いて、自然に芽を出して増えた事もありましょうが、 これだけ有用な植物ですから、ポリネシアの先祖達が東に民族移動する時に持ってきた物も沢山あったに違いありません。

椰子の木は塩水のかぶる所に平気で自生しますから、育てやすい木でしょうが、それ以上に有用な木です。まず実の中にはジュースが入っていますから、航海中の飲料になります。さらに内部でジュースを保持している1〜2cmの厚さの白い部分は、ココナッツで食べる事が出来、 栄養も豊富です。実の外側を覆っている厚さ2〜3cmの繊維質からは丈夫なロープができますが、これは船での航海には欠かせない重要品です。繊維質と白い果肉の間にある真っ黒く硬い殻は、食器や入れ物になります。葉っぱは屋根の材料になったでしょう。 幹ももちろん柱に使ったでしょう。

この実の白い果肉からココナツ・オイルが取れます。このオイルは伝統的に肌に塗ったりして使われたようですが、今は石鹸も作られます。石鹸はご存知の通り油脂分とカセーソーダを混ぜて作りますね。これは隠れたヒット商品だと思います。使うとほのかにココナッツの香りがして、 南国に居るって感じがしますから、お土産には最適でしょう。


TVと通新事情

ホテルで見れるTVはフランス語が3チャンネル、ロンドンの国際ニュース・チャンネルそしてアメリカのNBCインターナショナル・ニュースでしたが、フランス語は分かりませんからもっぱら英語2チャンネルが頼みでした。 頼みといえば何か大変な事でも有ったの、と聞かれそうですが、大した事ないといえば大した事ないかもしれませんが、ただアメリカ大統領の選挙の行方と、日本の森内閣の不信任案の動向を知りたかったわけです。 どちらのチャンネルでもアメリカ大統領選について95%、日本の内閣不信任案5%くらいの報道で、断片的にしか分かりません。

こんな事を書いていると、タヒチに何しに行ったの、と聞かれますね。タヒチはただ自然と戯れるのみ、がいいようです。ではこの辺で。


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